北海道日本ハムファイターズから、FAにより福岡ソフトバンクホークスへの移籍が決定した「近藤健介」選手。
日ハム含むパリーグ5球団が交渉にあたりましたが、悩んだ末に、ホークスへ移籍することに。
近藤健介選手はAランクなので、日ハム側は「金銭補償のみ・人的補償の選手1名+金銭補償」のどちらかを要求することができます。
今回は、近藤健介選手の人的補償選手が誰になるのか、プロテクトリスト名簿などについて予想しましたので、ご紹介いたします。
この記事では、
・【近藤健介】人的補償によるプロテクトリストは?
・【近藤健介】人的補償は誰か予想!
・【近藤健介】人的補償の期限はいつまで?
について、ご紹介いたします。
Contents
【近藤健介】FA移籍によりソフトバンクから人的補償?
2022年12月、FA宣言をしていた北海道日本ハムファイターズの「近藤健介」選手が、
福岡ソフトバンクホークスへの移籍を発表しました。
近藤健介選手は、6年連続出塁率4割以上という脅威の成績を残している選手だけに、
「日ハム・ソフトバンク・西武・オリックス・ロッテ」の5球団争奪戦の末にソフトバンクへ。
契約金は「7年50億超」という大型契約となり、野球ファンの中でも注目が集まっていましたね。
今回ソフトバンクへFA移籍することとなった近藤健介選手は「Aランク」の選手となるのですが、ランクによって、金銭補償・人的補償を得ることができます。
FA選手のランク付け・人的補償・金銭補償の内容は?
FA選手は、移籍前の球団での年棒によって「A・B・C」でランクが決められるのですが、
FA制度の決まりで、そのランクによって以前の在籍球団は移籍先の球団から、
「金銭補償」または「人的補償」を得られることができます。
詳細は以下の通りです。
▼金銭補償のみの場合(人的補償なし)
ランク | 補償内容 |
---|---|
Aランク選手 | 移籍前年俸の80%の金銭 (2度目以降のFA移籍なら40%の金銭) |
Bランク選手 | 移籍前年俸の60%の金銭 (2度目以降のFA移籍なら30%の金銭) |
Cランク選手 | なし |
▼金銭補償+人的補償の場合
ランク | 補償内容 |
---|---|
Aランク選手 | プロテクト外の選手1名+移籍前年俸の50%の金銭 (2度目以降のFA移籍ならプロテクト外の選手1名+25%の金銭) |
Bランク選手 | プロテクト外の選手1名+移籍前年俸の40%の金銭 (2度目以降のFA移籍ならプロテクト外の選手1名+20%の金銭) |
Cランク選手 | なし |
そしてこのランクは、
移籍前球団内の日本人選手の中で、上位何位かによって以下のようにランクが変わります。
ランク | 条件 |
---|---|
Aランク選手 | 移籍前球団内の年俸が、日本人選手の中で「上位3位まで」 |
Bランク選手 | 移籍前球団内の年俸が、日本人選手の中で「4位〜10位まで」 |
Cランク選手 | それ以外(11位以下) |
今回、日ハム⇨ソフトバンクへFA移籍することとなった近藤健介選手は、
年俸「2億5千500万円」と、日ハム内では外国人選手を含めても1位でした。
よって日ハム内での年棒が日本人選手の上位3位までのため、「Aランク」となります。
「金銭補償は必須」で、「人的補償は任意」となりますが、今シーズン唯一計算できるバッターである主力の近藤健介選手が抜けることから、
「人的補償」を選択する可能性が高いと思われます。
実際にこれまでのFA制度上でも、金銭補償+人的補償の組み合わせが多いです。
【近藤健介】人的補償によるプロテクトリストは?
人的補償の際の条件として、「プロテクト外の選手1名」と記載がありますが、このプロテクトとはどういった意味か気になるかと思います。
人的補償では、移籍先の球団の選手を選んで獲得することができるのですが、どの選手を選べるわけではありません。
それはそうですよね。どの選手でも可となれば、ソフトバンクであれば柳田選手や今宮選手といった主力選手が引き抜かれる可能性が高いですからね。
移籍先の球団は(今回であればソフトバンク)、人的補償から選ばれないように、
「プロテクト」選手を28人選びます。
作成したプロテクトリストを移籍前の球団(日ハム)へ渡して、リストから漏れた選手を指名することできるのです。
ソフトバンクのプロテクトリストは誰?
現時点(2022年12月15日)ではリストは届いていないそうですが、果たしてどの選手がプロテクトされるのか、気になるところです。
様々な予想が出ているので、以下にてご紹介いたします。
暇なのでSBプロテクトリスト。
— Y1000 (@y1000_toda) December 23, 2022
青が漏れ。
投手or上林or若手野手漏れを行くか悩むところ。
現状ハム支配下投手37,野手29で基本野手目線だが層薄い中継ぎも欲しい。
ハム投手は年関係無く年俸予算も余り気味なので高齢高年俸もプロテクト。 pic.twitter.com/7AQbBD4fU2
自分の考えるホークスのプロテクトリスト
— 砂かぶり猫 (@farao_monchi) December 20, 2022
恐らく甲斐野、泉、木村大成、田上は当落線上だと思う pic.twitter.com/OnMKuIyKLx
個人的プロテクトリスト
— 尚輝 (@hawks_gita12) December 16, 2022
こっちも主戦力取ってるんだから多少の出血は仕方ない🥺🥺🥺 pic.twitter.com/LkLpxDboL7
こう見ると、ソフトバンクの選手層が厚いことがわかりますね。
球団側もこの中から28人選ぶのが大変かと思います。
元ロッテマーリンズ里崎智也さんは、
自身の「里崎チャンネル」にてプロテクトリストを以下のように予想していました。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DaY1O2ubQq4
里崎チャンネルの中では、ソフトバンクは良いピッチャーが多いので、その中で外れた選手が選ばれるのでは、という予想でした。
「森唯斗」選手か「高橋礼」選手の名前を挙げていましたね。
稲葉篤紀GM
— Fighters☆SPIRITS β (@hnhfspir) December 15, 2022
FA移籍した近藤健介選手の補償について
「まだ(プロテクト)リストがこれからなので。その辺も含めて今後、話し合ってどうするか考えていきたい。まだ今はそこまでしか言えない」
「(結論は)たぶん早い方がいいでしょうからリストが来た時点で、いろんな相談をしながら決めていくと思う」
現段階でプロテクトリストが届いていないとのことですので、決まるのは早くて年明けくらいになるかもしれませんね。
▼2022年12月23日追記
2022年12月23日(金)に、ソフトバンクから日ハムへ「プロテクト名簿」が届いたようです!
稲葉GMは、以下のように語っています。
稲葉篤紀GM
— Fighters☆SPIRITS β (@hnhfspir) December 23, 2022
福岡ソフトバンクへFA移籍した近藤健介選手の人的補償に関するプロテクト名簿が届いたことを明かした。
「一通り見ました。いい選手がいますよ、やっぱり。まだ来たばかりなので、これからみんなで議論して、しっかり考えたい」
今季最下位の球団から、チームの主力打者「近藤健介」選手を明け渡すこととなったので、人的補償では、良い選手を獲得したいという姿勢が見て取れますね。
【近藤健介】人的補償は誰か予想!
続いて、近藤健介選手の人的補償選手は誰になるのか、予想していきたいと思います。
外国人選手、および新人選手を除いた選手が対象となります。
投手
まずは投手から。
引用元:https://southzone.sakura.ne.jp/28/
上記の26名の選手が対象となります。
個人的には、以下の選手(赤塗り)はプロテクトされるのではないかと予想しています。
引用元:https://southzone.sakura.ne.jp/28/
この中から、さらにプロテクトされるかどうかの選手が、
・甲斐野 央
・田中 正義
・高橋 礼
・森 唯斗
・泉 圭輔
あたりかなと想定しています。
さらに投手をプロテクトすることもできますが、となると野手側のプロテクトが薄くなってしまうので、
「上記13名+2人〜3人くらい」の選手が投手でプロテクトされるのではないかと思われます。
なので、上記5名の中でプロテクトから漏れた選手が指名される可能性が高いと予想しています。
また、日ハムの投手事情として、中継ぎ・抑えで安心して任せられる選手が少ないという課題があります。
先発は「伊藤・加藤・ポンセ・上沢・根本・鈴木」といった安定感のある面々が揃っていますが、中継ぎで安定しているのは玉井投手くらいのような気もします。
伊藤大海投手の抑え転向の噂もありましたが、本人が先発を希望しているので、可能性は低そうです。
そういった事情から、
「中継ぎ・抑え」の補強をするとなると、
・甲斐野 央
・田中 正義
・高橋 礼
・泉 圭輔
あたりが、日ハムの補強ポイントとして選ばれるのかもしれません。
先日の現役ドラフトで指名され、日ハム→ソフトバンクへ移籍することとなった「古川侑利」投手もプロテクト漏れとなる可能性がありますが、おそらく指名戻りは無いはずです。
また、森唯斗選手は来季は先発転向の噂もあるので、候補からは外れるかと思いました。
良い選手ばかりなので、日ハムにとっては嬉しいことですが、プロテクトするソフトバンク側は大変ですね。。
野手
続いては、野手についての予想です。
引用元:https://southzone.sakura.ne.jp/28/
投手同様に、野手26名が対象となります。
個人的には、以下の選手(赤塗り)はプロテクトされるのではないかと予想しています。
引用元:https://southzone.sakura.ne.jp/28/
この中から、さらにプロテクトされるかどうかの選手が、
・川瀬 晃
・井上 朋也
・リチャード
・上林 誠知
あたりかなと想定しています。
「上記13名+2人〜3人くらい」の選手が野手でプロテクトされるのではないかと思われます。
外野手である近藤健介選手が抜けるので、上林選手がもしプロテクト漏れしていた場合は可能性はありそうですよね。
今日一日落ち込むとか言ってもう既に復活しつつあるの鍛えられすぎててわろた😂甲斐野とか上林あたりプロテクト漏れしないかな〜?
— ゆっこ【FFF】☃️ (@100fighters) December 12, 2022
ちなみに、上林選手は里崎さんもプロテクト漏れを予想していました。
また、予想が多かったのが「リチャード」選手です。
2軍では無双状態だったリチャード選手ですが、1軍では結果を残せずにいます。
しかし、”光るものがある”と期待を寄せられている選手でもあるので、指名される可能性はあるかもしれません。
以前に新庄監督は、「ソフトバンクのリチャードくんは欲しいなと思いました」と語っていましたね(1年前の話なので、今はどう思っているかは不明ですが)。
新庄監督「ソフトバンクのリチャードくんは欲しいなと思いました。」 #lovefighters pic.twitter.com/lnyYX8yTPY
— 猫輔⛄️ (@NekoSuke5_5) November 14, 2021
しかし、リチャード選手は「素材型の選手」なので、来季優勝を目指している日ハム側は、
野手であれば、即戦力の上林選手や川瀬選手あたりを指名するかと予想しています。
投手か野手か、どちらを選ぶかも気になるところが、
投手であれば「中継・抑え」、
野手であれば「即戦力」
を選ぶのではないかと個人的には予想しています。
【近藤健介】人的補償の期限はいつまで?
人的補償がどうなるか気になるところですが、期限はあるのでしょうか。
FA規約では、
「FA選手獲得球団は、FA選手が支配下選手に登録公示されてから2週間以内にプロテクト名簿を旧球団に提出する必要があります。」
「FA選手放出球団は、FA選手が支配下選手に登録公示されてから40日以内に人的補償を決めないとなりません。」
という決まりがあります。
近藤健介選手は2022年12月26日時点ではソフトバンク支配下登録の公示が発表されていませんが、
「登録されてから40日以内」ということとなります。
今から登録したとすれば1月下旬まで期間がありますが、日ハムは2月からキャンプを始めることを公表していますし、
福岡→北海道と遠距離のため、選手の引越等の負担を考えると、1月上旬ごろには発表があるのではと予想しています。
まとめ
この記事では、
・【近藤健介】人的補償によるプロテクトリストは?
・【近藤健介】人的補償は誰か予想!
・【近藤健介】人的補償の期限はいつまで?
について、ご紹介いたしました。
近藤健介選手の人的補償となる選手は、おそらく年明けごろに決定するかと思われます。
主力選手が抜けた日ハムは、「補強ポイントの即戦力選手」を選ぶ可能性が高いのではと予想しています。
どのような結果となるのか、続報を待ちましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。