こんにちは、millです。
メジャーリーグ、タイガースなどで通算254勝を挙げた、往年の名投手「ジャック・モリス」さんをご存知でしょうか。
2021年8月17日の試合での、大谷選手への発言が話題になっています。
米国野球殿堂入りも果たしていて、野球に詳しい方であれば、知っているのではないでしょうか。
最近では解説者として、メジャーリーグの中継解説を行っています。
今回は、ジャック・モリス元投手について、
・wiki風プロフィール
・経歴、記録
・落合博満のエピソード
について、ご紹介いたします。
Contents
ジャックモリスのwiki風プロフィール
まず、ジャック・モリスさんのプロフィールをご紹介いたします。
氏名 | ジャック・モリス(Jack Morris) |
生年月日 | 1955年5月16日 |
年齢 | 66歳(2021年8月時点) |
身長 | 190cm |
体重 | 90kg |
出身国 | アメリカ合衆国 |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
ポジションはピッチャーで、
現役時代は、速球・スライダー・スプリット・フィンガード・ファストボールを武器に活躍していました。
ジャックモリスの経歴・記録
続いて、ジャック・モリスさんの経歴・記録についてご紹介いたします。
ジャックモリスの経歴
ジャック・モリスさんは、1976年にタイガースからドラフト5巡目で指名され、プロ入りし、以下4球団でプレーをしました。
期間 | 所属球団 |
1977年〜1990年 | デトロイト・タイガース |
1991年 | ミネソタ・ツインズ |
1992年〜1993年 | トロント・ブルージェイズ |
1994年 | クリーブランド・インディアンズ |
1994年インディアンズ解雇の後に、シンシナティ・レッズと契約して再度復帰を図るも、メジャー昇格とならず、引退。1996年は、独立リーグでプレイをしていました。
そして引退後は、タイガースの投手コーチや、解説者を務めています。
ジャックモリスの記録
ジャック・モリスさんは、豪快なフォームから繰り出す切れ味鋭いスプリットを武器に、様々な記録を残しました。
現役の頃にこれだけの記録を残しています。
年代 | 記録 |
1980年 〜 1993年 | 開幕投手 14回 |
1981年・1992年 | 最多勝 |
1983年 | 最多奪三振 |
1984年・1991年 | ベーブ・ルース賞 |
1984年4月7日 | ノーヒットノーラン |
また、これだけの活躍をされていたジャック・モリスさんですが、
「サイ・ヤング賞」のタイトルには縁がありませんでした。
サイ・ヤング賞は、ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれから、その年に最も活躍した投手1人ずつが選出される栄誉ある賞です。
ジャックモリスの落合博満に関するエピソード
元プロ野球選手の「落合博満さん」が、「ジャック・モリスさん」と過去に対戦したことがありましたが、それが落合さんのプロ野球人生を左右する試合でした。
落合さんは、三冠王に3度も輝いたこともある(1982年、1985年、1986年)、偉大な選手です。
そんな落合さんが不振となった理由として挙げられているのが、ジャック・モリスさんとの1戦です。
そのきっかけは1986年に実施された「日米野球」。日米野球は、アメリカからメジャーリーグの選手を呼んで、日本のプロ野球選手と試合をするイベントです。
1986年11月3日、西武球場で開催された日米野球の第3戦で、3度の三冠王を獲得した落合博満さんは、日本代表の4番バッターとして試合に出場します。
好調だった落合さんは1回にジャック・モリスさんと対戦します。渾身のストレートを落合選手のバットが真芯でとらえました。「手応えは十分だった」という打球はフェンス前で失速し、グラブでキャッチされてしまいました。
落合さんが力負けしたのは初めてのことであり、大きなショックを受ける。攻守交代の際も頭が真っ白になっていたそうです。その後の打席も思うような結果は残せませんでした。この際に残った感触が、落合さんの打撃不振に影響を与えました。
日米野球も終わって、ロッテからの中日入りも決まり、オフを過ごして自主トレーニングを始めると違和感を覚えたといいます。
「バットを手にして構える。ここまではいつも通りの感触だったけど、スイングをすると喩えようのない違和感が身体に染みついていることに気づいた。疲れなどでスイングを修正する際のポイントを何度確認しても、私のスイングは別人のもののように変わっていた」
落合さんは、引退するまで自分のスイングを取り戻すことはできませんでした。何とかごまかしのバッティングで、12年もプレーを続けました。
それでも、その後セ・リーグでもホームラン王・打点王を2度も獲得しているので、本当に偉大な選手ですね。
落合博満さんは、「三冠王・現役時代」の打撃理論をまとめた本を出版しています。
まとめ
今回は、ジャック・モリス元投手について、ご紹介いたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、また。