【日ハム新球場】使えない?なぜ?理由はファールゾーン(バックネット)距離規定違反?

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2023年3月に開業を予定している、「エスコンフィールド北海道」。

北海道日本ハムファイターズのホームグラウンドとして現在建設中ですが、一部規定を満たしていないという、想定外の問題が発覚しました。

どうやらホームベースからバックネットの長さが足りていないとのことですが、詳しくお伝えいたします。

この記事では、

・【日ハム新球場】なぜ使えない?
・【日ハム新球場】理由はファールゾーン(バックネット)距離規定違反?
・【日ハム新球場】が使えない?なぜ問題は起きた?設計ミス?
・【日ハム新球場】使えないことに対するファンの反応
・【日ハム新球場】今回の件に対する新庄監督の反応

について、ご紹介いたします。

【日ハム新球場】なぜ使えない?

北海道日本ハムファイターズは2004年から「札幌ドーム」を本拠地としてプレーしていましたが、

2023年からは、北海道北広島市に建設される、新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」に移転することとなりました。

新球場は2023年3月に完成予定で、開閉可能な屋根など、今までにない作りになっていたりと、選手やファンは新球場を楽しみに待ち望んでいました。


引用元:https://hokkaido-development.es-conjapan.co.jp

しかし、ここに来てある問題が急浮上しました。

それは、新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」のグラウンドの作りが一部基準を満たしていない、というものでした。

現在球場は95%完成している状況。

来年の新球場での開幕戦が2023年3月に控えていますが、どうなるのでしょうか。

*日ハム新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」について詳しく知りたい方は、「【日ハム新球場】場所はどこ?なぜ移転?いつ完成予定か・屋根・広さも調査!」の記事もご覧ください。

【日ハム新球場】理由はファールゾーン(バックネット)距離規定違反?

続いては、具体的に「何の基準を満たしていないのか」といった点についてお伝えいたします。

まず、公認野球規則(※)に定められている、

「本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレーの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」

という規定があります。

※日本における野球の公式ルールを定めた文書

要約すると、

「本塁からバックネットのフェンスまでは、およそ18メートル以上必要」という規定ですが、

新球場のエスコンフィールドHOKKAIDOは、「本塁からバックネット側のフェンスの距離は約15メートルとなっています。


引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9ca2514f2bc0c5b4d39b66340f79cfd48cfd04ba

今回指摘を受けたのは、「3メートル足りていない」という点でした。

「試合を見に来てくれた方が臨場感を持って楽しめるように」と、グラウンドとの距離が近い設計は新球場の特徴でもあったのですが、まさかの事態になりました。

この指摘を受け、北海道日本ハムファイターズは、日本野球機構と対応を協議している最中とのことです。

参考までに、12球団の球場の距離を見てみると、

・最長で横浜スタジアムの23.8m
・最短で東京ドームやマツダスタジアムなどの6球場が18.3m

となっており、今回のエスコンフィールドが現在の球場と比べ最短となっていることがわかります。

【日ハム新球場】が使えない?なぜ問題は起きた?設計ミス?

なぜ、このような事態になってしまったのでしょうか。

今回「エスコンフィールドHOKKAIDO」を設計したのは、「HKS」というアメリカのテキサス州に本社を持つ全米最大手の会社です。

「HKS」は、これまで数多くのスタジアムに加えて、リゾートホテル・大学の研究施設等数多くの建築物を手掛けている設計会社です。

今回は大林組との共同建設での担当となっていますが、実は、この「ファールゾーンの広さ(ホームベース〜バックネットまでの距離)」は、メジャーではあまり細かくなく、

「遵守」ではなく「推奨」として捉えられています。

その証拠に、メジャーの球場を見ると、18m以下がほとんどであることがわかりました。

公認野球規則は、アメリカの公式規則『Official Baseball Rules』を基本的には翻訳したものなので、そこをどう捉えるか、という点がポイントかと思われます。

HKSとすれば、規約通りに設計したという認識となりますが、果たしてどうなるのでしょうか。

新球場を楽しみにしている選手・ファンも多い中で、「使用できない」となるとどうなってしまうのか、想像がつかないですが、続報を待ちましょう。

【日ハム新球場】使えないことに対するファンの反応

最後に、今回のニュースを受けた、ネットの反応を見ていきましょう。

【日ハム新球場】今回の件に対する新庄監督の反応

今回の件について、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、以下のようにコメントしています。

「今は球団が懸命に対応している状況。1つ言えるのは、ファンの方たちに一番喜ばれるよう、そういう気持ちでつくった球場だということはわかってほしい。オレが子どもだったら、近くで見たいですよ。近くで見せたいという気持ちがあのつくりになった」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b62cd69eb44d3092e9b482155d828bc0119a1a6f

ファンに近くで選手のプレーを見て喜んで欲しい、という気持ちがあるものの、球団側でどのように対応するか検討している状況、とのことでした。

エスコンフィールドの起工(工事を始めた日)が2020年4月13日からで、

新庄剛志さんの監督就任発表が2021年10月29日でした。

なので、新庄さんが監督就任する前から建設開始していたこともあるので、実際に当時どのような経緯があってこのような設計としたか、どのように対応するかなどは、球団側に任せているのかもしれませんね。

まとめ

この記事では、

・【日ハム新球場】なぜ使えない?
・【日ハム新球場】理由はファールゾーン(バックネット)距離規定違反?
・【日ハム新球場】が使えない?なぜ問題は起きた?設計ミス?
・【日ハム新球場】使えないことに対するファンの反応
・【日ハム新球場】今回の件に対する新庄監督の反応

について、ご紹介いたしました。

ホームベースからバックネットまでの距離が「18メートル以上必要」とう規定があるものの、日ハム新球場のエスコンフィールドHOKKAIDOは「15メートル」のため、使えない可能性がある、という内容でした。

日本とアメリカで必須か推奨かの捉え方が異なることから、今回担当したHKSというアメリカの会社は18メートル推奨として設計したのでは、と考えられます。

95%完成している中、球団内で検討中とのことですので、今後の動きに注目が集まります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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