2022年シーズンから北海道日本ハムファイターズの監督を務めている、新庄剛志監督。
「1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう」
という言葉の通り、育ててきた選手の活躍によって、
3年目の年にパリーグ2位通過し、クライマックスシリーズ進出を決めました!!
選手やファンなど、多くの人から信頼の厚い新庄監督の来季について気になる方も多いと思います。
この記事では、新庄剛志監督が来季続投するのか・今期で引退するのか、気になる点について調査しました。
Contents
【新庄剛志】監督の成績 日本ハムファイターズがCS進出!
新庄監督は日本ハムファイターズの監督就任3年目となりますが、
これまでの成績とともに、振り返っていきたいと思います。
【1年目】主力選手を欠いた中での試行錯誤
1年目は主力だった選手が抜け、大変な中でのスタートとなりました。
優勝は目指さないという言葉が印象的でしたが、「トライアウト」と位置づけ、支配下選手(故障者を除く)を全員1軍で起用するなど、未来の成長を見据え、どの選手にも平等にチャンスを与え続けていましたね。
引用元:https://full-count.jp/2022/01/01/post1172716/
種まきと称した1年目は順位こそ6位でしたが、
松本剛選手が初の首位打者を獲得する(2位が当時オリックスの吉田正尚)など、選手個人の成長も見て取れました。
他にも、入団1年目の北山投手や上川畑選手といった、ドラフト8位・9位の選手が躍動していましたね。
66年ぶりの球団新人監督7連勝も達成しました。
【2年目】若手選手の成長や選手の補強
就任2年目の年は、選手の補強を活発に行いました。
まずは、主力だった近藤健介選手がFAでソフトバンクに移籍となった際、人的補償として「田中正義」投手を獲得。
また、オリックスからFAで北海道が地元の「伏見寅威」選手。
トレードで阪神から「齋藤友貴哉」投手と「江越大賀」選手、
オリックスから「齋藤綱記」投手、
西武から「山田遥楓」選手、
ロッテから「福田光輝」選手、
中日から「山本拓実」投手と「郡司裕也」選手、
など多くの補強を積極的に行いました。
引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/730516
その中でも、オリックスからFAで移籍した実績のある伏見選手が前シーズンのメイン捕手である宇佐美選手がトレードで抜けた穴を埋めてくれましたよね。
他にも、ソフトバンクでは先発として苦戦していた田中正義投手がクローザーとして大活躍を見せてくれました。
新加入した選手の活躍を見て、環境の変化で人は変わることを目の当たりにした気がします。
順位は1年目同様に最下位ではありましたが、万波中正選手がホームラン王のタイトルにあと一歩というところまで成績を伸ばすなど、着実に選手の成長も感じたシーズンでした。
【3年目】若手選手や新加入選手の躍動によりCS進出
勝負の3年目としてスタートしたシーズン。
新加入した山崎福也投手・スティーブンソン選手・レイエス選手など、昨年に続き積極的に補強を行いました。
引用元:https://www.fighters.co.jp/news/detail/202300429664.html
シーズン当初は期待された外国人選手がうまくフィットできなかったものの、水野選手・田宮選手・郡司選手など新たに活躍する選手や、これまで育ててきた若手選手の躍動により、シーズン中は2位〜3位に居座りつつ、貯金生活を続けてきました。
シーズン後半は辛抱強く起用し続けていたレイエス選手の覚醒によってチームが勢い付き、
最終的には2位で終え、CS進出。
また、伊藤大海投手が「最多勝投手」、河野竜生投手が「最優秀中継ぎ投手」のタイトルを獲るなど、目覚ましい活躍を見せてくれました。
ファーストステージを本拠地エスコンフィールドで開催することとなり、球場にも多くのファンが駆けつけていました。
10月13日の2戦目は万波選手の豪快ソロホームラン・淺間選手のサヨナラタイムリーなど、劇的な逆転劇でしたね!
松本剛選手の初球ヘッドスライディングも心をうたれました。
【新庄剛志】監督の評価は?選手のモチベーション
続いて、新庄監督の周囲からの評価や選手との関わり方について見て行きましょう。
選手を信じる
新庄剛志監督はインタビューで、「2年間は選手たちには僕を信じて野球に取り組んでもらって、いろんな野球を教えながら成長をさせた。3年目は今度は僕が『任せる』という気持ちで選手を信じた結果がこの成績になった」
と語っています。
お互いに信頼し合っている関係性を気付けたことで、選手も「新庄監督のためなら」と頑張れる原動力となっているのではないでしょうか。
新庄監督のDM活用術
新庄監督は就任3年目のシーズンを終えて、「SNSでのやり取りが大きなポイントになった」と語っています。
これまでもインスタのDMを使って選手とのコミュニケーションをとっていたことを明かしました。
LINEやXはプライベートな感じがするから、と切り分けているそう。
就任1年目の開幕戦投手を北山投手にお願いする時も、DMで「開幕投手、北山くんで行くから」とメッセージが来たのだとか。開幕5日前くらいだったそうで、本人は「ドッキリかと思った」と語っていたそうです笑
他にも、2軍にいる選手に「あと7本打ったら1軍に戻すから」など、選手一人一人のモチベーション維持にも気を配りながら取り組んでいたそうです。
最初は驚く選手も多かったそうですが、ずっと送り続けたことで今では当たり前になったとのこと。
試合後のインタビューでは、選手に向けたコメントも書かさなかった
新庄監督といえば、試合後のインタビューも注目されていますよね。
試合の内容だけでなく、選手に向けたアドバイスも欠かさずしています。
例えば清宮選手に対しては、以下のようにコメントしていました。
*伊藤大海の悪送球により失点に繋がった際
「あれはよくないね。あれは、あのコースに飛んだら、芝だし即ファーストですね。(三塁を)見る必要なかった。ああいうミスはやっぱり負けにつながってくる」
*清宮選手が今季初の猛打賞を記録した際
――清宮は良い打撃だった
「ね、良かったね。何日続くやら。それが彼の長所でもあって、短所でもある。爆発するけど、まあ長続きせん(笑)。そこは僕の判断が重要になってくるから」
直接伝えるのではなく、試合後インタビューで間接的に伝えることで、選手自身に考えさせているのでしょうか。
実際に、以前新庄監督自身も、選手のアドバイスと共に「この記事を見ていると思うので」と仰っていました。
こののらりくらりと褒め言葉を交わす感じが、野村監督を思い出しますよね。
【新庄剛志】監督を退任・続投?その理由について
新庄剛志さんは監督就任3年目となりましたが、
今シーズンで退任するのか、それとも続投するのか、去就が気になる方が多いかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fb66600964d78a0aa5a01c4c620a195904bc6cda/images/000
2024年のシーズンを終え、CSに突入しましたが、現時点ではまだ明かされていません。
新庄剛志監督”退任”の可能性
CS前のインタビューで自らの去就問題について、自ら語っていました。
「完全燃焼したら、もう責任を果たしましたってなるかもしれない」
完全燃焼したら、という点が
・クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ優勝したら
・結果はどうであれ、持てる力を出し切ったら
なのかは不明ですが、
「日本シリーズ優勝したら辞めるのでは?」と思っているファンが多かったです。
新庄監督は思い立ったらすぐに行動するタイプの方なので、突如退任する可能性ももしかするとあるかもしれません。バリ島在住時も直感で決断したそうですしね。。
新庄剛志監督”続投”の可能性
逆に、以下のようにもコメントもしています。
(悔しくて)くぅーってなって、やり返したろと思ったら、(来年も)またあるし…。それはもう、戦い方次第ですね
結果に満足いかなかった場合は、リベンジで来季続投する可能性もあるかもしれません。
もし、新庄監督が退任した場合は自身が声かけして入閣した八木コーチや山田コーチらの去就にも関わってくる可能性もあります。
また、今シーズン活躍した助っ人外国人のマルティネス・レイエスの残留呼びかけを本拠地エスコンフィールドでの最終戦の際に行っていました。これは自身が続投する気持ちでいるからこそなのではとも読み取れます。
まとめ
この記事では、
「新庄監督の退任・続投」についてお伝えいたしました。
選手・球団関係者・ファンなど、多くの方に愛されている新庄監督の来季続投を望む声は多いですが、去就は現時点では明かされていません。
CS・日本シリーズの結果次第で決めるかもということですので、
まずは目の前のCS・日本シリ−ズを応援して、終了したらその後の去就を見守りたいですね。
本記事をお読みいただきありがとうございました。
それでは、また。